解説〜運の食べ放題
私説「看板学講義」の教室へようこそ
今回の教材:兵庫県有馬温泉で撮影した、「運しだいバイキングお好み焼き」の看板
解説:人生というものは、なかなか思った通りには行かない、これが実感である。
お好み焼きを食べながらそれが体験できるのが、この店。画像のように鉄板の上にお好み焼き・たこ焼きが順に並べてあり、双六(すごろく)になっている。客はサイコロを振り、出た目の所にあるお好み焼き・たこ焼きを食べていくのだ。運が良ければ次々に食べていくことができるし、運が悪ければ誰かが食べてしまった「空き」に駒を進めることになる。自分の駒が「あがり」に到着するまでにどれだけ食べられるのかはサイコロ次第、まさに運否天賦の人生そのものである。
何回も「ふりだしに戻る」をやってしまうと、腹いっぱいになってもなおプレイが強制され、それもまた地獄のようだ。
お子様に人生の不条理を教えるには絶好の店である…と、勝手に想像する。
(おことわり)この解説は全くの私的な「思い込み」であり、当該店舗利用に際しての一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。
アルバム: 58 私説看板学講義
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コメント (7)
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すんません、久しぶりに長谷雄さん(友達みたいに言わんように)のこと
調べてみたら、羅城門じゃなしに朱雀門のマチガイでした。2020年5月14日 16:22 退会ユーザー
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それはたぶん、知恵を振り絞って戦う双六のほうですな。
公卿と鬼が「あはは、また振出に戻れかよ〜」なんて勝負したとは思えないから。2020年5月14日 16:27 きしめん 百八 (5)
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レトロなシーン、いいですね。
2020年5月18日 08:47 ろごきっと (117)
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インバウンドを呼び込むための演出だったのかも?
撮影時には有馬温泉の街じゅうに中国人(たぶん)がいっぱいいました。2020年5月18日 09:10 きしめん 百八 (5)
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当時の「盤双六」。現代の「バックギャモン」にほぼ近かったと言います。
2020年5月18日 11:51 退会ユーザー
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盤双六の話はまたいずれの機会に…として…
で、金の湯で入浴したんですけどね。脱衣室も浴室も中国人(たぶん)がいっぱいで、歩く事もできないぐらい。中国語わからないので、エクスキューズミーとかパードゥンとか言って間をすり抜けるしかなくて、連中は大声でしゃべってるし…ね、時期は今年の1月中旬ですよ、中国人旅行客ですよ、3密の状態で大声でしゃべってたんですよ。
ワタクシはね、全く自覚症状無かったんですけど、ひょっとしたらそん時にウイルス吸い込んで既に抗体を持ってる可能性、ゼロじゃないんです。2020年5月18日 17:30 きしめん 百八 (5)
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9世紀から10世紀に掛けて活躍した公卿であり文人でもあった紀長谷雄は
羅城門の階上で鬼と夜通し双六勝負をしたそうな。
2020年5月14日 11:04 退会ユーザー