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解説〜母娘ラーメン

写真: 解説〜母娘ラーメン

写真: 解説〜運の食べ放題 写真: 解説〜お馬の牧草店

私説「看板学講義」の教室へようこそ

今回の教材:愛知県瀬戸市で撮影した母と娘の老舗ラーメン店の看板

解説:開業から40〜50年ほどを経た、地元民に愛されるラーメン店であろう。松本清張「ゼロの焦点」または日本テレビ「笑点」から命名した屋号「笑店」と推定する。
このラーメン店、母と娘が切り盛りしている店である。母はおそらく大正期の生れで「とき」という名前。当時は女の子に平仮名または片仮名で2文字の名を付け、呼ぶときは頭に「お」を付けて「おとき」「おときさん」と呼んでいたのだろう。おときさんと戦死した夫の間に戦時中に生まれたのが娘の玉子(たまこ)。昭和の時代、女の子の名は「子」を付けるのが通例であった。
この店の常連さんたちが好んで食べたのが、この店の特製ラーメン。とても美味しくて、いつの間にか母と娘の名を冠して「とき玉子らーめん」と呼ばれるようになったらしい。
母のほうはもうじき百歳で、今では店に出ることは滅多になく、娘のほうはもうじき後期高齢者の仲間入りなのだとか。常連さんの期待に応えて、あと少しだけ頑張って欲しい母娘である…と勝手に想像する。

(おことわり)この解説は全くの私的な「思い込み」であり、当該店舗利用に際しての一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。

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コメント (2)

  • はちみ

    高齢化社会は容赦なく社会を蝕んでいくわけですね。玉子さんには王子様は現れなかったんでしょうか??(^^;

    2020年5月19日 01:46 はちみ (5)

  • きしめん 百八

    う〜ん、どうかな。
    妙な下心を持った常連客の存在を察知して、夫や子の存在を何十年も秘密裡にしておるやも知れぬ。

    2020年5月19日 08:48 きしめん 百八 (5)

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