キスジセアカカギバラバチ#1
Taeniogonalos fasciata (Strand, 1913)
カギバラバチ科
東京都武蔵村山市 2012.6.27
何とも不思議な生態を持つ、体長10mm前後の美しい寄生バチ。
各種植物の葉の裏に産卵するが、幼虫はその葉を食べる訳ではなく、
卵はチョウやガの幼虫に葉ごと食べられ体内に侵入、
そのチョウやガの幼虫に寄生するハチやハエの幼虫に二次寄生するという、
何とも効率の悪そうな込み入ったもの。
時に二重寄生された幼虫を狩ったスズメバチなどの体内から
出現する場合もあるらしい。
直径0.12mmという極小サイズの卵を数千個、
かなり広範囲に産み付けるという。
分布:北海道、本州、四国、九州
成虫出現月:5〜8
幼虫/成虫食物:チョウや蛾に寄生するハチやハエの幼虫
アルバム: 虫いろいろ
タグ: カギバラバチ キスジセアカカギバラバチ ハチ 寄生
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コメント (2)
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この寄生バチの生態を初めてしりました。 珍しい寄生をしますね。
2018年4月8日 04:45 山猿のゴン (49)
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山猿のゴンさん
何でわざわざそんな婉曲な方法を選んだのだろう、と素朴に思ってしまいますが、
チョウやガの幼虫は、それだけ寄生される率が高いということなのでしょうかね。
まあ実際卵をくっつけた幼虫はしばしば目にします。2018年4月8日 15:21 monroe (30)
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