オオスカシバ#5
日本亜種
Cephonodes hylas hylas (Linnaeus, 1771)
スズメガ科 ホウジャク亜科
♀
東京都東大和市産 2023.6.24 前翅長約28mm
左下の終齢幼虫(#4)が6.5に土中に潜り蛹化、
6.24未明に羽化。
羽化直後(左上)は翅に明灰褐色の鱗粉があるが、
室内を軽く1フライトしたのみで鱗粉はほぼ脱落し透明になった。
(前翅基部付近に鱗粉がわずかに残っている。)
自然下で鱗粉がある状態を見ることは難しい。
前翅基部付近から飛び出す黒く小さな棘状の突起が見えるが、
これは前翅と後翅を繋いで連動させる役割を持つ翅刺と呼ばれる器官。
後翅基部から生え、前翅基部にある穴に通っている。
羽化時は抜けた状態だが、翅が伸びた時点で一旦立て、
再び広げる際に穴に通るようだ。
多くの鱗翅目がこの器官を持っているが、
時折後翅が前翅の上側に出てしまっている個体がいるのは、
無理な姿勢をとるなどして翅刺が穴から抜けてしまっている状態。
分布:本州、四国、九州、対馬、奄美大島、沖縄本島、
伊江島、宮古島、伊良部島、石垣島、西表島、与那国島、
台湾、中国、マレー、インド
成虫出現月:6〜9
寄主植物:クチナシ、ツキヌキニンドウ、タニワタリノキ、シマタニワタリノキ
一部キャプションを補足し再アップ。
G0054-5
Albums: 蛾・スズメガ科
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