戻り橋
守り子の唄は 灰色の雨に滲む
擦り切れた赤い帯の 風車が回った
竹田じゃ雪に変わって トタン屋根が
静かになる しんしんと寒さだけになる
姉さまは 池に身を投げた
三条のぼんぼんは 河原の柳で首吊った
赤い帯は 水に滲んで沈んだ
芽吹いたばかりの柳は しなやかに揺れた
寺のぼんさん 守り子を追い出して
夕のお勤めをする 檀家さんのためだけに
極楽へ行くのも 地獄へ行くのも お布施しだい
死んだ姉さまは 吉祥から川を上って
橋のたもとで ぼんぼんを待っている
鬼の顔の下に 悲しい恋と涙を隠して
Ichijo_Modoribashi, Kyoto, Japan ♪
wa_9374
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コメント (3)
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京都の花嫁は嫁入り前には、この橋に近づきません。黄泉の國から戻ってくるぐらいの
言い伝えがある橋です。そうです、実家に戻ってくる(離婚)。・・近かづかないほうがいいかも^^
綺麗な花を見るために近づくのはしょうがないかな^^2016年3月5日 20:05 NOBU (13)
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こんばんわ♪
やすさん,これはですね,清明神社に行ったついでに,偶然見つけたんです♪
カワヅザクラがここにあるなんて,全然知らなかったんですよー♪
のぶさん,鬼女伝説の場所ですからね♪ 平安時代に,源綱さんが退治した
とのことですが…♪ ちなみに,あたしは渡ってませんよー♪2016年3月6日 22:15 Arwen Eriko (8)
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橋のたもとにこんなに綺麗に咲きわこっているのですね。ナイスショット〜。
2016年3月5日 05:56 退会ユーザー