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716 一心院の阿弥陀如来像

写真: 716 一心院の阿弥陀如来像

写真: 715 砥石山 (諏訪山) 写真: 717 彼岸バナナ

この像は、海岳山一心院普済寺の系譜をひく一心院(諏訪町所在。現在は平和台霊園隣接地に移転)に伝来したものである。
『椀を伏せたような丸く整った肉髻、細粒の螺髪、やや幅広の面相に伏目がちの穏やかな目、彫りの浅い衣紋の表現など、いわゆる「仏の本様」といわれた平安時代の仏師定朝の形式を踏襲した造形であるが、まったく定型化した作風となっており、制作年代は江戸時代と考えられる』(『日立市の文化財』)。
江戸時代、河原子村に海岳山一心院普済寺という真言宗の寺があった。この寺が開かれたのは、応永19年(1912)のことで、はじめは大窪一心院といい、大久保にあった。普済寺は多くの末寺と門徒寺院をかかえる日立地方の真言宗の拠点であった。後、河原子村から油縄子村に移り、廃寺となった。
−日立市郷土博物館所蔵・案内板より

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