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2021_0307_124532 三兄弟の三男 10000系

写真: 2021_0307_124532 三兄弟の三男 10000系

写真: 2019_0825_155235  【10000系準急淀屋橋行】

10000系は 2002年〜2006年に造られました。
特急用として作られた9000系と打って変わってこちらは支線ローカル用として
2002年に4両編成3本,2006年に4両編成3本 計24両が造られ、老朽化していた2600系と置き換えられています。ですが2600系の一掃には至っていません。車体は7200系・9000系のデザイン踏襲ですが、バリアフリーで車内の床面が20mm下げられ天井は10mm上がっています。床面の20mmは床を薄くすることで確保しましたが、床の強度を保つため、車体の一番下の裾についている丸みを止めています。
登場時はオリジナルのターコイズグリーンに塗られていましたが、
http://photozou.jp/photo/show/251552/63501137
今は標準の三井住友銀行みたいな色に変わっています。
また制御システムが7000・7200・9000系のGTOサイリスタからIGBT素子に刷新されました。
どちらもVVVF制御ではありますが、GTOの欠点であった回路の複雑さやVVVF特有の騒音が提言されています。個人的ウィ〜〜〜ン、ウィ〜〜ン、ウィ〜ン、ウィンと繰り返しながら周波数が上がっていくVVVFのうなり音は嫌いではありませんが・・・
長らく支線用として交野線、宇治線で運用されていましたが、本線の乗客の減少傾向で8両編成の電車が余剰気味になってきたのと、本線の7両編成の電車が老朽化してきたので、8両編成の7200系と9000系から中間車を計6両もらい、2本の4両編成が3両づつ中間車を挟んで7両編成化されました。
この写真でも中間の3両には、7200系・9000系の名残で車体の裾に丸みがあるのが解るとおもいます。
その他、天井のエアコンも形が違います。
制御装置も異なるので、電動車は制御装置がGTOからIGBTに交換されています。

それで現在は7両編成2本と4両編成4本の計30両 このうち6両は7200系・9000系からの編入車となっています。

これ以降の新造車は快速急行用(今の特急用)の3000系と3000系ベースの通勤型の13000系にモデルチェンジしますが、それらも走行システムはこの10000系がベースになっています。

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