90年前のピアノの中身
右にある白と黒の「ボタン」を押すと、てこの原理で、左上にあるフェルトのハンマーに力が伝わって、弦をぶったたくわけで、、。:-)
まあピアノ弾きの私からすると、他にネタが思い浮かばない以上、モノ申すコミュの「ボタン」というモノコンのテーマにはこれを出すしかないと思いましたが、やっぱり楽器の紹介ネタですから取り下げました
等倍
http://photozou.jp/photo/photo_only/1934405/208286859
この楽器はピアニストも調律師も知っている人が殆ど居ない、ドイツのハンブルクのRACHALS(ラッハルス)という現存しないメーカーの、推定90年くらい昔の楽器です。
どの楽器にも似てない実に好きな音です。というかそれで育っちゃったからなあ、、低音なんかグランドピアノ並みの太くて豊かな音がするんですよ。
細かい動きには追随できませんが、
この楽器については、
http://photozou.jp/photo/show/1934405/170312981
を参照してください。
そこで、鍵盤が通常の楽器より少ないということを説明していますが、この写真だと一番上の鍵盤がAの音、つまりラの音だと言うことが判るでしょう?
つまり、黒鍵の並びは、二つと三つ(画面が切れているから三つ、二つじゃねえかという突っ込みは無しでお願いします(爆))って並びなのに、上は二つが連続しているわけで、、:-)
88鍵ある普通のピアノは、一番上の黒鍵は三つあるはずです。
これはだから85鍵です。
まあ実は上の三つが無くても殆ど困りません:-)
蛇足
この写真
http://photozou.jp/photo/show/1934405/208273425
で言及している、「フェルトの布」は見えませんね。
なぜなら使わないので、外してあるからです(爆)
すみません。
あ、この部屋は防音部屋なので、、:-)
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コメント (9)
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nisikazeさん、じ、じつは、あまりちゃんと最近これ、調律されてないんです(爆)
専門家なのにね、、いかん、この夏は、、、、(爆)
音色は凄くすてきですよ。
こういう家の楽器ですから外に持ち出して弾くことはないのでほかの人に聴いてもらうことはできませんが、、。2014年8月4日 08:45 白石准 (40)
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凄い歴史のあるピアノですね。
オーディオマニアとしては音を聞いてみたいです。2014年8月4日 09:23 Vintage2606(多忙につき休憩中) (13)
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白石さんならではの作品、素晴らしいですね。^^
私もボストンのマザーチャーチのパイプオルガンの何段もの鍵盤(足鍵含め)も撮っているのですが・・・^^;2014年8月4日 09:28 lilu (24)
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Vintage2606さん、スピーカーもエンクロージャーの質の違いで音が根本的に変わるのでしょう?
この古いピアノの最近の楽器との根本的な違いがそのボディにもあるんです。
今は外れていますが、中のアクション(動く部分の全体の総称)と鍵盤の間にある板を持ってみると、スピーカーとは逆でしょうね、物凄く軽いのです。
現在のピアノの殆どが物凄く重い。
どういうことかというと、この時代のピアノは月産の数が凄く少なかった。
その理由の一つに、ボディを形成する木材の乾燥時間が途方もなかったということでしょう。
だから反ったりしないまで乾燥させているからかな、まあ僕はPianoを作る側でもなし、オーディオマニアでもないので、結論づける事はできませんが。(続く)2014年8月4日 09:47 白石准 (40)
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(Vintage2606さんへのコメントの続き)世界の有名なピアノメーカーも、ボディを厚くしてがっちり重く作るメーカーと、すごく薄くしてすべての部分を振動させる系と違いがあるようです。
でも薄く作るメーカーも昔のグランドピアノの蓋は大きいコンサート用のものでも、異常に軽いのがありましたが、現在では重いですね。
木材の調達という意味では、ピアノにある意味未来はないです。
もう良い木材はこの時代より減っていますね。
YAMAHAでも、エゾマツがあった時代のものの方がボディは良い音がします。
他の部分では現在の楽器の方がレスポンスは良いし、鉄骨の設計も進化していると思いますがね。
僕に宝くじがあたったら、絶対に新品のピアノは買いません。
それこそ100年ものみたいな古いヨーロッパの楽器を探します。
それと、この楽器の裏側を見ると、通常の縦型ピアノとは違い、グランドピアノの様なカーブを描いた木材がはめてあります。
ううむ、言葉で説明するのは難しい、そのうち動かして写真を撮ります。
きっとその手間が低音をすごく豊かにしていると思って居ます。2014年8月4日 09:47 白石准 (40)
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liluさん、オルガンもそうですね。
パイプオルガンはでかすぎて、眼の前に行くと、さあ、どう撮るかと悩んで結局図鑑みたいな写真しか撮れないので諦めます(爆)
京都のオーケストラの仕事に行くたびに、京都のコンサートホールで試みるのですが(爆)
あそこの楽器にはまさに嵐山の竹林を思わせる世界でもめずらしい「竹のパイプ」もあるんですよね。2014年8月4日 09:50 白石准 (40)
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(〃'▽'〃)
すてきだなぁ、
あこがれます。2014年8月4日 12:29 cama (8)
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camaさん、コンサート会場で聞いてもらえないのが残念ですが、味のある音ですよ。:-)
2014年8月5日 17:41 白石准 (40)
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精巧に調律されたピアノなんでしょうね。
音色も素適でしょう〜♪
NiceCutです〜♪
2014年8月4日 08:00 退会ユーザー