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燃木星雲・馬頭星雲

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写真: 燃木星雲・馬頭星雲

写真: 薔薇で実験中… 写真: 大輪の薔薇

自宅マンションベランダにて。
f=500mm の望遠を、ポタ赤(SWAT-350)で満足な打率でガイドするテスト。
ISO800にて、1コマあたりの露出時間は10〜14分。16枚コンポジット。

必要なガイド精度は、計算上は全幅2秒角以内。
最終的にはコンポジットするため、1コマあたりのズレは目立たないとはいえ、全コマ、全幅4秒角以内には納まっていてほしいところ。

これまでは、この精度がある程度成立するのは、露出5〜6分が限度だった。

やはり、赤緯方向の修正が出来ないハンデは厳しい。
ドリフト法でキッチリ極軸設定し、方位は高度調整完了後に再度確認しているにも拘わらず、露出開始から30〜40分程度経過すると、加速度的に赤緯方向のズレが大きくなってくる。

今回は、1〜2コマ撮ったら、その写野内で極軸高度を再調整し、赤緯方向にズレる速度をリセットする、という面倒な手順を追加してみた。

結果は良好で、撮影した16コマ全て、コンポジットに使える程度の誤差許容範囲内に納まった。

赤緯だけでなく、赤経にも注意点がある。
赤経軸周りのバランスを、完璧に保っておくこと。
クランプフリーでも停止するぐらいに、バランスを保っておくこと。
これをやっておかないと、赤経軸のオートガイドがなかなか収束せず、オートガイドソフト(PHD2)の設定をどう弄っても、全幅8〜12秒角もの荒れたガイドが続いてしまう。

だから、回転ステージの上に自由雲台を載せ、その上に無造作に f=500mm の望遠を載せる、ようなやり方では、2分以上の露出で星を点に保つガイドを実現するのは無理だと思う。

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