シモフリトゲエダシャク#31
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Phigalia sinuosaria Leech, 1897
シャクガ科 エダシャク亜科
東京都東大和市 2018.1.11
♀(左)体長約16.5mm
♂(右)前翅長約25mm
#30と同一ペア。この♀は本種としては小柄。
3亜科にまたがる冬尺蛾にあって、
フユシャク亜科の交尾ペアは接触による刺激だけでなく、
光の刺激だけでも交尾を解いてしまうことがあり、
♂は飛び去り、♀は落下して姿をくらます場合もよくあるが、
本種を始めとするエダシャク亜科の多くは、
多少の刺激ではなかなか分離せず、
結合したままでの強制移動が割と成功しやすい。
ナミシャク亜科の場合も、エダシャク亜科ほどではないが、
フユシャク亜科よりは分離しにくい印象がある。
「フユシャク化」した時代が最も早いとされる
フユシャク亜科の種は、低温下における静止状態
(省エネのための一種の仮死状態)から、
他の2亜科よりも危機的状況に即応可能な体質を
獲得していると思われる。
G0662-31
アルバム: 蛾・シャクガ科5・フユシャクの仲間
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